観術と美学〜HITOTSU学公開講座レポート④


✴️対称性の「美」


数学的にも美しさをみることが出来ます。


数学者たちは数学的美しさを追求するプロとも言えますね。数式の中に美しさを観る術、論理をこえて「あー!」と思わせる何かを追求しています。


観術では「対称の美」というのをお伝えしています。例えば、モナリザや花びら、アンモナイト…。それらを見て美しいと感じる人間の心がありますね。美の根源を感じる何かを人間はもっています。


✴️黄金比 1:1.618


ここから黄金比について簡単にレクチャーがありました。どこを切っても1:1.168の対称性を確認できるとのこと。

IMG_6512.jpeg

IMG_6513.jpeg

そして、その黄金比を生み出すさらなる根源。美の根源をそこから観るのが観術のモノの観方なのですね。対称性を生み出す超対称性が0=∞=1のポジションだということです。


ところで黄金比は正5角形の中にも隠れていました。

IMG_6514.jpeg


✴️何故、今、普遍的な美を観る目を養うひつようがあるのか


美学のポイントとして「好き嫌い」「善悪」の判断を超えたところの「美」を観ることというのがありましたが、ここでも同じようにまとめていました。こんな感じで話されていましたね


内海さん

「人間はあの人がこういった、嫌なやつだ!

とか、場合によっては死ぬまでその感情をもっていくというのもありますよね。


それはもったいない!


本質を取り入れていくとどんどん変わっていく、世界にいくときにはこういう話を入れていくほうが早いかなと思っています。」


そして、認識技術を使って観察するようになるとどのようになるのかということについてはこんな風に表現されていました。


内海さん

「この仕組みでみる認識能力をもつことは

とても面白いですよ。


人工知能が理解不能なところに視点をおかないともったいないということで


美学、価値を創造しましょうということですね」


内海さんご自身は非常にシンプルでスマートな方ですから言葉のタッチも軽くリズミカルな印象です。これは私の独断です。笑