台湾記 〜八田與一さんのダム

みなさんこんばんは。


台湾3日目は、八田與一さんが建設に携わった島山頭ダムにいってきました。


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八田さんが作ったダムは、当時は東洋一大きなダムで、自然に優しいダムでした。


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ダムと言われると、コンクリートで人工的なものを思い浮かべますが、八田さんのダムは、水の力と当時の最新の技術を使って、始めに粘土層をつくり、徐々に砂利や砂を運んで、自然と融和性の高いつくりになっていました。ダムはまるで湖のように波打ち際があって美しすぎました。空からみると、サンゴようにダムの水路が模様のようになっているのが確認できます。どこから見ても美しいというのに感極まりました。


ダムから沢山の水路が出ているのが

地図で確認できます。▼

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こちらは八田さんの銅像。後ろには八田さんと奥様のお墓があります。アジアの近代化、台湾の近代化に夢と希望を抱いて、ダム建築に懸命に取り組まれた八田さんは第二次世界大戦中の潜水艦の中で不遇の最期となりました。


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奥様も、その後に八田さんの創られたダムにて投身されるという、女として妻としての最期を遂げられました。私は女だからでしょうね。奥様の心境を感じては居た堪れない気持ちになりました。公に行きて、人生を台湾に捧げた夫と、それを支える奥様の姿に、日本女性の精神性を感じます。



そして、最後の一枚は、今回の台湾ツアーの案内人、nTech講師であり、教育観光ツアーヌリ路開発者 折笠守拙さんと、nTech開発者 ノ ジェスさんです。日本人の深い精神性とアジアの近代化がどれほどのものであったかを、このダムが現していることを感じ、涙する瞬間でした。

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水と山を制して新しい道を開く日本人の開拓の精神。先人の知恵と勇気に感謝です。


お読み頂きありがとうございました。