観術と美学〜HITOTSU学公開講座レポート⑤

✴️「生け花」と「造花」の美の違い

       

              ~散りゆくものを美しいと観る力~



最後は生け花の話になりました。


 内海さん


「花道をするときには、一番きれいなお花を用意しますよね。エネルギーが一番良く結ばれているものを用意するかと思います。ですが、この咲き誇っている状態は永遠に続くと思いますか?」


質問の答えは考えるに難しくなく、

咲き誇っている状態が永遠続くことはないですね。


それであっても「生け花」と「造花」と比較するのであれば「生け花」の方を美しいとお思われると思うんですよ。(そうでないかたも勿論いらっしゃるかとは思いますが。)


いずれ散りゆく花の、

今が最高!という緊張状態と

それらが0化された瞬間の美、

最後の最後の 


ああ!美しい!


と、いずれ散りゆくことの美しさまで表現できるのが生け花だというのですね。


緊張なく簡単に「ある」のであれば

息を呑むほどの緊張感と、

息を呑むほどの集中の中にある美しさは

表現出来ないということです。


書道で筆の一手をどんなふうに打つのかによって全てが決まるというように


今ここに集中することは本来芸術の大前提なんですね。他と比較不能な絶対的な希少性をもっていることが美を引き出す秘訣とも言えますね。


AIが胎動し、デジタル時代真っしぐらでコピーのアートを量産したとしても、その中に普遍的な「美」を観ることは難しく、これは私の観点ですが、コピーのアートの中にいれば、感覚をフルに使って見たり聴いたり感じたりするセンスさえも使わなくなってしまうかもしれませんね。多方面から現代人の感覚が麻痺していると言われますが、情報化社会

が生み出した一つの結果体と表現することも出来るかと思います。



✴️「尊厳の美」と「希少性の美」

       

            ~人間の美は、死を通して

                     何かを成し得ようとする~


内海さん

「比較不可能な美を捉えにいく

誰でももっているものだったら

経済的価値は生まれないんですよ!」


公開講座もクライマックスなり、

内海さんも熱が入ります。


⚫︎尊厳の美

⚫︎希少性の美


を持っているか。

人工知能に認識できないのが


「死」


人工知能は「死」を認識することができないんですね。


それに対して、


人間は「死」を通して何かを成し遂げようとする力があります。


そこに人間の美、

言い換えれば


「尊厳の美」があるのです。



✴️日本人ならではの美的な生き方

 


是非、皆さんに「美を創造する生き方」を選択して頂きたいですね。


日本の美意識や感覚は独特なものがあります。





💫日本的美意識、美の感性

                

                       繊細な心、繊細な感性💫



1、5感覚の総合芸術、全ては「道」に通じる


2、「間」の芸術。時間 空間の創造芸術


3、詩歌に見られる柔らかな自然感覚・宇宙観


4、さやけさ・わびさび・もののあはれ・いき


5、武士道的精神性の人生観・死生観


6、簡素さ・シンプルさ、潔さ・清らかさ


7、調和性、礼節、無私の心




💫人生における 


          「選択」「意思決定」「実践力」💫



1.理性 /感性


2.論理 /直感


3.因果 /今 ここ


4.  理由が動機 /楽しそうが動機


5.  物理的感覚拡張 /精神的感覚拡張


6 条件に統制される /条件を統制する

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✴️美の価値を創造する2つの最重要能力とは?


人間のみが認識できる一番深く、一番広い

本質なる美をフルに使ってくださいというのが観術のお伝えするところですが、それを成し得るために「メタ認識能力」と「チームプレイ能力」の2つをバランスさせることが必要です。これによって美の価値を創造することが出来ます。この2つの能力につていは、認識技術をお伝えするセミナーで別途お伝えしていますので、もし、ご関心がありましたら私までご連絡ください。下記のお問い合わせフォームからメッセージいただければお話しすることができますので。



そして、最後にこちらのメッセージ💁‍♀️



「人間は、人間と宇宙を

光とメタ認識で今ここ彫刻しています」



人間が相対比較で傷つけたり傷ついたり、支配したり支配されたりすることに忙しくなるところから、人間一人ひとりの中心深くにある絶対尊厳を大前提にして安心して個性とチームプレイを活かす社会にしていきたいというのが私の意向です。Dignity Movementもその意志で動いています🌟



長くなりましたが、これをもちまして

138回 HITOTSU学公開講座のレポートを終わりたいと思います✨




何かご質問やご相談などございましたら、

どうぞお気軽にこちらのお問い合わせフォームにご連絡ください🌟お話しできるのを楽しみにしています。



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