明日は天空の城ラピュタが
31年前に初公開された日です。
詳しくは、当時スタジオジブリでご活躍された木原浩勝さんのツイッターと著者『もう一つの「バルス」-宮崎駿と「天空の城ラピュタ」の時代-で確認ができます。
木原さんと初めてお会いしたのは、昨年の5月。
ジブリを好きと言っても制作については
ほぼほぼよくわかっていない私が
「ジブリを超える日本から始まるアニメーションと音楽を2020までにつくる!」
という勝手気まま且つ半ば本気なスローガンを立てたときに出会ったコスプレオタク?のお兄さんに
-ジブリが好きなら、絶対行った方がいいよ-
と教えて頂いて、体調不良で無理だと思いたくなるところを打破して、1時間遅れて訪れたジブリの裏話のトークライブでのことでした。
集まっているのは声優の卵の皆さんや、クリエイターの皆さんがほぼほぼな空気の中で、なんで私はここにいるんだ...くらい空気読めない感満載でしたが、トークをされていらっしゃる木原さんと、同じく作家でいらっしゃる鍋島さんのお話がわからないながら面白くて、とにかくご挨拶しようと思いました。
クリエイターの世界が半端なく厳しい世界であろうことは察するところでしたが、木原さんと声優の卵の皆さんとのキャッチボールもまた厳しいものでした。半端な心で臨むものではないことを感じさせられる中で、私も勝負だ!くらいな気持ちで出会わせていただきました。
・ジブリを超えるアニメーションを作りたい
・日本の和の心を世界に発信するものを
・アニメーションは日本のサブカルチャーであるから、教育の一つのコンテンツとして
・アニメーションで時代を変える、ルネサンスをおこしたい
と言ったような内容をダダダっとお伝えしたら
木原さんからは
「お金が必要」
と即答。
アニメを作るのはタダではないですね。
スタジオ、制作に必要な画材等々、人件費...
作品も小さなものから大きなものまである。
「どれくらいの規模で?範囲は?」
とにかくご挨拶をと思って頑張って一歩踏み出してみたら、具体的な質問が速攻で来る。一気に現実がやってきたという感じで、私も気が引き締まりました。
そんなこんなで、帰宅してから改めて木原さんとはどんな方なのかを調べると...
怪談...
私の頭の中にはあまりインストールされていないカテゴリーで、唯一は朗読療法の勉強で小泉八雲を捉えたくらい。
制作についてもですが、怪談についても
初試みのような感じで
とにかく木原さんの著者を読むところから始めようとスタートしたのが一年前。
人と向き合うのは得意ですが
いかんせん私にとっては知らない世界
まさに異界そのもののような方ですから
普通にしててもダメだなと思い
怪談のオールナイトに伺ってみたり
怪談の故郷松江に伺ってみたり
知らないことは
見て、聴いて、触れて、感じて
出会うしかないという心で今に至ります。
何かを成そうと思ったら
知ってる世界に身を任せていてはいけないなと思うところです。
まだ出会った頃は幼稚園や小学生低学年だったナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女宅のこともより身近に感じられるようになりましたし、何よりもその当時のジブリを超える制作物を完成させることは至難の技であることがよく理解できます。
ただ、その難しさを超えて
ジブリを超える日本のアニメーションを2020までに完成させたい。
ジブリを超えるというのは、
宮崎駿監督を無視してということではありません。
今いる日本のアニメーターを総動員して
次世代のアニメーションをつくる。
そんな風になったらいいなと思います。
すでに始まっているなら、それに拍車をかけたい。
ふと思いました。